07/05 2018
来年で40周年を迎えるダルチザン。
1950年代の最もジーンズの質が良かった時代を再現しようと1979年設立された初のヴィンテージレプリカブランドが『ステュディオ・ダ・ルチザン』です。
ヴィンテージジーンズを研究し当時のデニム生地特有の独特な硬さ・ムラ感・色落ち風合いに着目し、記念すべきファーストモデルにして世界初のヴィンテージ仕様のジーンズ
それが『DO-1』です。
『SD-DO1』『SD-DO3』『SD-DO7』のジーンズには全て少しづつ仕様が違います。
今回3本のジーンズの違いを解剖していきたいと思います。
一目でわかる程のインパクトを放つ『シンチバック』。
1900年代初頭のベルトループが無かった時代にウエストを調整するためにつけられたディティールを、DOシリーズの中で一番最初に作られたSD-DO1にのみ備え付けた特別な仕様です。
ピンクに輝く『ピスネーム』。
ヴィンテージジーンズの年代を区別するのに必要なポイントで、企業やロゴが入ったピスネームを当時では多く使用されています。
ダルチザンでは無地の明るいピンクを採用し右バックポケットに取り付けています。
SD-DO3・SD-DO7にだけ取り付けられたディティールです。
バックポケットは『蓼正藍』の深みのある蒼いジーンズに蛍光色に近い明るい糸で高級感を演出しています。
上部の画像を見てわかるようにSD-DO3にだけアーキュエイトステッチ以外をオレンジ色の糸を使用し変更しています。
ジーンズのシルエットに合うようコインポケットの大きさを細いDO-7につれ小さく変更しています。
またDO-1にだけタグが付けられているのも魅力です。
比べてみるとここまで違うシルエットの変化。
ダルチザンの歴史に幾度となく変更のあった寸法は、身体にあった綺麗なシルエットを追い求め細かく計算しやり直しを重ねてたどりついたカタチ。
フレンチワーク譲りの洒落た太さで、クラシックなアメカジスタイルから、上品なスタイルまで、幅広いスタイリングを可能にする『SD-DO1』。
太すぎず、細すぎずを事細かく調整し、若い層からいつまでもオシャレを楽しみたい方まで楽しんで頂ける『SD-DO3』。
ヴィンテージの仕様はしっかりと残し、現代的シルエットにおとしこんだ『SD-DO7』です。
THE ORIGINEのページでは『DO』についてさらに詳しく説明しています。
気になる方は是非。→THE ORIGINE←
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