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04/03 2017

伝統を誇る奄美大島泥染め

 

 

 

38年前
大量生産、大量消費する時代に入った時に
ダルチザンは天然藍を使い
古い織機で細巾の
古き良き時代のデニム生地でジーンズを作りました。
それから長い年月が経ち
毎日が目まぐるしく変化する時代の今
ほっとひと息する場所がほしい
体にやさしい物と、ふと考えた時、
自分の肌に直接触れる商品に「 優しさ 」や「 癒し 」が
あってもいいのではと
30年前からやっていた草木染めや泥染めを
思い出しました。
「 よし、これをやろう 」と決めて
最初に思いついた事が奄美大島で泥染めをした事です。
あの、ぬるりとした何とも言えない感触
シャリンバイの煮汁で染め
泥田で染める、そう大島紬の糸染めです。
ゆっくりと時間をかけ自然の恵みを貰い
体に優しい商品が出来上がりました。
ぜひ着用し、肌で感じてください。

ゆっくりとした時間を感じて頂けたら幸いです。

 

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< 美大島泥染めとは >

1300年の伝統を誇る奄美大島泥染め。
その泥染めの工程は、島に自生するテーチ木(シャリンバイ)をチップ状にすることから始まり、

その時々の気候、時間、糸の状態をみながらテーチ木の煮汁で染め、染めては絞り、染料を入れ替えしてはまた染める。
するとテーチ木の色、茶色の褐色になります。
そして、自然界に存在する鉄分豊富な泥田に、太ももまで浸かり、テーチ木染めした糸を泥で焙煎する。
この泥こそが島でしか出来ない最大の特徴になります。
粒子が細かく丸い、そして自然界に存在する鉄分が豊富なのです。
これだけの工程1回では完全な黒褐色にはならないので、

この一連の工程を3~4回繰り返すことで、やっと奄美の泥染め独特の深みのある黒褐色が生まれるのです。
泥染めの色合いは、やさしく、奥深く、力強い色。まるで奄美の深い杜のように海のようにも思えます。
決して化学染料で合成し得ない独特の渋みの黒。
島に自生するテーチ木と鉄分を多く含む田の泥を染料として染める方法はまさに、

島の大自然と人の歴史によって生み出された技術です。
25年前に弊社社長が草木染め、泥染め、ベンガラ染めを行ったノウハウを使い、

また奄美・肥後染色の協力の下、新しく復活させた商品になります。

 これからも自然に優しい商品を開発して行きます。
宜しくお願い致します。

 

 

 

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